色とファッション

 
色やファッションの理論はもちろん欧米から伝わりました。
ファッションは
産業革命が起きるまでは、貴族、つまり上流階級のものでした
それが産業革命によって社会が豊かになり、庶民へと徐々に広がっていったのです。
第一次世界大戦後は、女性がコルセットを脱ぎ、社会進出をするようになりました。
この頃、“女性の憧れ”シャネルも登場し、女性のための既製服を作り上げたのです。
ミシンの発明も、ファッションの広がりに大きく貢献しました。
 
色に関しても
それまでは天然素材から色を作っていたので、染料はとても貴重なものでした。
色数も限られていました。
ところが、産業革命によってたくさんの化学染料が生み出され
今日では驚くほどたくさんの色があふれるようになりました。
 
日本は理論こそ遅れていましたが、日本人は色に対してとても敏感な民族です。
それは、“平安時代のかさね”“江戸時代の四十八茶百鼠”を見てもわかります。
 
なので、みなさん、大いに色を楽しみましょうね
 
色は、万国共通のイメージを持っていますが
民族によって好みがあるそうです。
たとえば、高緯度地域の民族は寒色系を好み、低緯度地域の民族は暖色系を好むそうです。
また、森林民族は緑色を好み、海洋民族は青や白を好むそうですよ。
やはり人間は自然とともに生きているんですねぇ