身体色

 
ファッションには「身体色」が大きく関わってきます。
身体色とは 肌の色、髪の色、瞳の色、唇の色…などです。
 
特に肌色は身体のほとんどを占め、その人を代表する色です。
大きく分けると ネグロイド(黒人)、コーカソイド(白人)、モンゴロイド(黄色人)になります。
 
肌色は主にメラニンとヘモグロビンで構成され
メラニンが多いと黒くなり、ヘモグロビンが多いと赤くなります。
私たちは メラニンもヘモグロビンも少ない人種ですね。
 
肌には“きめ”や“むら”があり
質感があるものを平面的な色表にするのは難しいですが
若い日本人女性の顔の色はだいたい下のような色になるそうです。(写真なので少しおおざっぱです
 
イメージ 1
            平均的な肌色   肌色の記憶色   化粧した記憶色   キレイと思う肌色
 
記憶色とは それをイメージしたときの色のことですが
私たちは「実際の肌色よりうすい肌色をイメージする」という事実があるそうです。
なので、印刷物などは実際の色ではなく、キレイだと思う肌色に近づけているそうですよ。
 
記憶色は 普通は実際より鮮やかな色になるそうですが
(りんごや青空などをイメージしてみてください)
肌色だけは実際よりうすい色になるなんて…なにか特別な思いがあるのでしょうか
不思議ですね
 
また、日本人は 顔色が赤みを帯びることには寛大だけれど
黄色みを帯びることにはとても敏感な傾向があるそうです。
逆に、コーカソイドの人たちは 黄みには寛容で赤みを嫌うとか…。
ないものねだりでしょうか~
 
いずれにしても
肌の色、髪の色、瞳の色、唇の色などの身体色は
ファッションや似合う色に大きく影響します